旅を終えて、


昨夜は無事旅を終えられたことによる興奮状態だった。
いざ日常へ戻ろうとした時に、
 ガソリンが無い。
 灯油が無い。
 食料が無い。
あまりにも自分の周りに無いものだらけであることを再認識する。


前の再就職のときはのんびり構えていて、空腹になったらコンビニへ買い出しして認定日にやっと動いて、それでも許される状態だった。それが今回は違う。「震災」であることをやっと自覚する。
急に襲ってくる恐怖で息も出来ない状況に陥り、母へ電話する。
「やっと気が付いた。」
「そうだろ。」
と、母の返事。


この状況で会社を辞めたことは良かったことなのか、宮城・山形どちらで震災復興するべきなのか、残りのガソリンの使用方法、失業保険の認定日のこと、色々話した。


結果、まず古川の母の所へ物資を持っていく(100km)、認定日に山形へ帰る(100km)、物資を持って古川へ行く(100km)、のこり約100km。
この時点で3月31日の予定。それまでにガソリンの流通が安定していたら御の字だが、さてどうなることやら。

このような状況で、地震直後の友人との安否確認にて、あまりにものんきな返答をしていたことに、ひどく後悔する。彼らに恥じないような結果を残し、復興して行きたいと感じた。